連休狭間の授業です。
(デジカメを持って帰ってくるのを忘れたので、今回は写真なしです。)
今日のマイコンテーマは「TOKIOのメンバーによる強制わいせつ事件」。
一連の事件の中でフォーカスされたのは「飲酒」でした。
報道によれば、加害者は過度な飲酒により1ヶ月にも及ぶ入院生活をし、やった退院できた矢先に、また懲りもせずに大量の飲酒をして事件を起こしたとのこと。発表者はこの点を指摘して過剰な飲酒がもたらす悲惨な結果を例に挙げながら、節度ある飲酒の大切さを論じました。
3人のコメンテーターも発表者の意見に対して肯定コメントを立てる結果となりました。
そこで私からクラス全体に向けて、「これだけ飲酒がもたらす害についての意見が出たわけだから、いっそのこと日本では飲酒を法律で全面的に禁止すべきではないのか。」と問いかけてみました。結果は31名中2名が「肯定」、29名は「否定」でした。
肯定した2名(男女各1名)の意見は
・飲酒が原因で引き起こされる犯罪がある。その原因も明確である。そうであるなら原因は取り除くべき。
との趣旨であり、否定派の意見には
・飲酒は文化の一つであり、それがもたらすプラスの面も評価すべきである。
との趣旨が多く見られました。
今日のマイコン・テーマはディベータブルであったため、もう少し掘り下げたかったのですが、時間も限られているので、双方の意見を発表したところで終了としました。
そしてやっと今日からOSに入ります。
前回の授業で取り上げた「言語」「認識」「コミュニケーション」の関係性を整理し、特にコミュニケーションの領域で重要になる「論理」へとつなげていきました。
このあたりの内容はOS1のプロローグを使って確認し、そのうえで「Lv1」に入ります。
OS1の「学びポイント」は「一文」です。特に前半のレベルでは一文の要点を中心に確認していきます。
国語を「意図せず」「自然に」「成り行きの中で」身につけてきた生徒たちは、自分自身の「日本語力」の、どこに「穴」があるかを自覚していません。その「穴」の発見が授業後半の「めあて」となります。
今日の授業ではSt6までがやっとでした。
次回の授業では本時の学びあいの結果を共有していきます。

5月2

2000年度より開智学園の教育理念を具現化するための新教育システムの構築に取り組み、2005年度に「S類」をスタートさせる。独自に開発した【S類メソッド】の柱の一つに『論理エンジン』を位置づけ、3つの力(論理的思考力、判断力、表現力)の総合体としての「智力」の育成に大きな成果を上げている。また、独自の理論に基づく「ソーシャル・スキルの育成」も人間力の向上に大きな効果をもたらしている。 趣味はギター。
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