7月の名古屋研修会に続き、今回は東京での研修会です。

会場は神田神保町にある日本工業大学専門職大学院の神田キャンパス。
ここは神田神保町の古書店街の中にあります。
折しも当日は「第53回 東京名物 神田古本まつり」の最終日。
会場の目の前の歩道は約500mにわたり、ずらっと古書店の出店が並んでいます。
街全体が「古本屋」といった風情です。

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今回の研修会も、地元の関東からだけでなく、東北や北陸、関西方面からも多くの先生方に
お集まりいただきました。

第1部は出口先生のご講演です。

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『論理エンジン』の教材観だけでなく、論理的に物事をとらえることの大切さなどについて、出口先生ならではの切り口でのお話しを伺うことができました。
まもなく『論理エンジン』の小学生版が発行されるとのこと。そちらも楽しみです。


第2部・第3部は、私が担当させていただきました。

第2部は「『論理エンジン』と『思考ルート』で育てたい力」という観点からの話をさせていただきました。

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今回参加をされた50名弱の先生方の中には、すでに『論理エンジン』『思考ルート』をお使いの先生方もいらっしゃれば、導入を検討されている先生方もいらっしゃいます。
日常の指導の中での悩みや不安を感じている先生もいらっしゃれば、「こんなやり方をしたらとてもうまく指導ができた」という成功体験をお持ちになっている先生もいらっしゃいます。

いろいろな環境にいらっしゃる先生方の、毎日の指導のお役に立てればとの思いで、毎回話をさせていただいておりますが、どの研修会でも先生方が熱心に話を聞いたくださるので、とてもありがたく感じています。
今回のように東京会場の場合には、埼玉県の県公立高校の先生方や私立高校の先生方もたくさん参加してくださいますので、特に楽しく話をさせていただいています。


さて、続く第3部です。
今までの研修会は第2部までだったのですが、今回は主催者である水王舎にお願いをして
第3部として「フリートークの座談会」を導入していただきました。

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今までの研修会・講演会では、私から一方的に話をさせていただき、そのあとで質疑応答の時間を取るという方法でした。
この方法では質問者と私との間のやり取りはできるのですが、会に参加をした先生相互のやり取りができません。
参加をされる先生方の立場に立てば、「いろいろな現場での実践事例を知りたい」「悩みや成功体験を共有したい」という思いを、恐らくお持ちだと思うのです。
そこで今回は参加者同士が自由に意見を交換できる場を設定してもらったわけです。
結果的にはこの目論見は成功しました。
多くの先生方から自校の実践例や悩みなどが披露され、共有させていただくことができました。
時間が足らず、第2部の話をもっと短くしてもよかったなと感じるほどでした。
次回以降の研修会でもぜひ取り入れたいと思います。

今回参加をしていただきました先生方、ありがとうございました。
豊かな日本語の使い手を育成していくために、これからも一緒に取り組んでいきましょう。

次回の研修会は今月末に行われる福岡県の博多研修会です。
九州の先生方、よろしくお願いいたします。