ポスター・セッション準備の2時間目です。

前時において、生徒たちはプレゼンテーションの「わかりやすさ」を定義しました。そして、それらの定義を確認する過程で、「わかりやすさにはいくつもの視点がある」ということに気付いています。たとえば、
・「テーマ設定における、わかりやすさ」
・「構成についてのわかりやすさ」
・「伝達の仕方についてのわかりやすさ」
などが、挙げられています。

そこでこの時間では、確認した定義に照らし合わせながら、自分が用意してきたスライドを見直していきます。
まずは各スライドについての説明文(アウトライン文)を付けていきます。

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基本的には個人活動なのですが、S類の生徒たちは自然とグループで活動し始めます。
活動の端々で、近くにいる仲間に意見を求めたりしています。
(中にはダメ出しを食らってヘコんでいる生徒も・・・)

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活動が進んでいくなかで、多くの生徒たちが気付き始める共通ポイントがあります。
それは「スライド間の論理的構成の不十分さ」です。

夏休みを使って、自分一人でスライドを作っている時点では、どの生徒も自分のスライドには
論理性があると考えています。
少なくとも自分なりに「一連の流れ」を持ったスライド構成にしてきています。
しかし、「15の定義」の学習を通して、「一連の流れ」が実は自分の頭の中だけでの自己完結
であったことに気付き始めるのです。
「自己完結してしまっている論理性」と「他者意識に基づく論理性」とのギャップに気付き始めた
といってもよいでしょう。
自分の頭で「わかっている」ということと、それを他人に「わかりやすく伝える」ということとは
全く違った次元の話であることを実感しているのです。

この実体験は、生徒たちが意図的に論理を学び、深めていくために欠かせないものです。
今年の1年生も体験的に「論理の本質」へとアプローチし始めたようです。

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現代文の授業でポスター・セッションをサポートするのはここまでです。
ここから先は、生徒は自分で、あるいは自分たちで「試行」していかなければなりません。
「試行」と「思考」とを重ね、「至高」に近づけていく、まさに『思考ルート』の学習です。

この後はホームルームでの発表、そして文化祭での発表が待ち受けています。
どのような発表に仕上げてくるか。2週間後が楽しみです。