アメリカ合衆国研修の最終日は待ちに待った現地の高校生との交流です。
S類ではCIスタート時よりメリーランド州の教育委員会からこの企画について
全面的なバックアップをいただいており、訪問させていただいた高等学校も
すでに6校を数えるようになりました。
今年度は、2つの高校にお邪魔してきました。
1校は、今回が3年連続3回目の訪問となる「Mongomery Blair High School」。
もう1校は、今年度初めて訪問する「Paint Branch High School」です。
ともにメリーランド州の公立高校で、いわゆるエリート養成学校的な存在です。
「Mongomery Blair High School」は、特に数学、科学、コンピュータ・サイエンスなどの
理系分野と、ジャーナリズム分野に力を入れている学校で、全米での数々の賞を受賞
している高校です。
「Paint Branch High School」は、特にメディア(新聞・放送関係)に力を入れており、
映画プロデューサーやアナウンサー、あるいは小説家などを多数輩出しています。
また、インターンシップ制度がとても充実している高校です。
S類生は2つのグループに分かれ、それぞれの高校を訪問させていただきました。
私は昨年ブレアにお邪魔しているので、今年度はペイント・ブランチにお邪魔しました。
初めに校長先生よりご挨拶をいただき、そのあとで日米双方の生徒の代表が
挨拶をします。
S類の生徒は英語での、ペイント・ブランチの生徒は日本語でのスピーチです。
両方の生徒ともあまりにも流暢な「外国語」をそれぞれ話しており、
かなり驚かされました。
この後は、お互いにドキドキの「ペア・アレンジ」です。
男女別にアレンジしますが、誰とペアになるかは「偶然」です。それぞれが列になって
組み合わさっていくので、「その時」にならなければ相手がわからないのです。
S類の生徒も、ペイント・ブランチの生徒も、ほとんどの生徒が同年代の外国の生徒と
話をすることが初めてなので、かなりぎこちない対面です。
アレンジが済んだペアは、それぞれペイント・ブランチの生徒の授業クラスへ行ったり、
校内見学に行ったりします。この時間以降の活動は原則として生徒同士が話し合って、
自分たちで決めるようにしてあるのです。
(つづく)
2000年度より開智学園の教育理念を具現化するための新教育システムの構築に取り組み、2005年度に「S類」をスタートさせる。独自に開発した【S類メソッド】の柱の一つに『論理エンジン』を位置づけ、3つの力(論理的思考力、判断力、表現力)の総合体としての「智力」の育成に大きな成果を上げている。また、独自の理論に基づく「ソーシャル・スキルの育成」も人間力の向上に大きな効果をもたらしている。 趣味はギター。
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