先月末に今年度の文化祭も無事に終わり、2学期の学校生活も落ち着きを取り戻してきました。
2学期は行事も多いのですが、同時に学習指導に落ち着いて取り組める時期でもあります。
以前、このブログでも少し紹介しましたが、本校では数年前より「学びあい」学習を
積極的に授業に取り入れています。
そして、今月と来月は、教師が自分の「学びあい」授業を公開する「学びあい公開月間」と
なっています。
この「学びあい公開月間」ですが、私は個人的に「学びあいフェア」と名付けています。
(勝手につけた名前ですので、校内でも全く使われていませんが…。)
一般的に教師が公開する授業は「研究授業」などと呼ばれ、
お互いに勉強する場のことを「研究協議会」などと呼ぶのですが、
いずれにしても、かなり仰々しいネーミングです。
それほど大上段に構えることなく、一人ひとりの教師が日頃実践している
「学びあい」授業をオープンにし、
お互いに参観しあって、教師同士も「学びあう」…そんな2か月間にしたいなあとの
思いを込めて、こんな風に、自分なりに呼んでいるわけです。
生徒にとっての「学びあい」が、自らの思考ルートや視座を飛躍的に発展させるのと同様に、
教師も「学びあい」を「学びあう」ことで、授業創造力や教材開発の視点が飛躍的に広がると
私は考えています。
自分の学習スタイルや考え方に固執し、教師や友人のアドバイスに耳を傾けようとしない
生徒が「伸びない」のと同じようにように、
自分の授業スタイルや教材観、考え方に固執し、他の教師の実践に学ぼうとしない教師も
また「伸びない」のだと思うのです。
次回から、「学びあいフェア」の実践報告をしていきたいと思います。
文字では伝えきれないのが「学びあい」だとは思いますが、できるだけ臨場感ある報告が
できるように頑張ってみます。
10月5
2000年度より開智学園の教育理念を具現化するための新教育システムの構築に取り組み、2005年度に「S類」をスタートさせる。独自に開発した【S類メソッド】の柱の一つに『論理エンジン』を位置づけ、3つの力(論理的思考力、判断力、表現力)の総合体としての「智力」の育成に大きな成果を上げている。また、独自の理論に基づく「ソーシャル・スキルの育成」も人間力の向上に大きな効果をもたらしている。 趣味はギター。
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