今回から「学びあい」についてお話をしていきたいと思います。

私が「学びあい」を授業に多く取り入れるようになったのは今から6年前、S類をスタートさせてからです。
それまでにもディベートなどでは授業中に話し合い場面は多かったのですが、本格的に「学びあい」スタイルの開発に取り組み始めてからは、教科書や論理エンジンの学習のときはもちろん、大学入試問題演習などにも積極的に「学びあい」を取り入れるようになりました。

私は「学びあい」が持っている効果を2つ定義しています。

① 教科学習における、効果的な思考ルートの獲得。

②「ソーシャル・スキル」の向上

です。

今回は一つ目の項目「効果的な思考ルートの獲得」の前編です。


先日実施した「独習合宿」という名称にも反映させていますが、私は勉強とは本来「独りで」するものだと思っています。(その思いは現在も変わっていません!)
しかし、「独習」するだけで効果的に学力が育まれるとも思っていません。また教師が「教え込む」ような授業も生徒を伸ばすとは思えません。(授業準備も一生懸命、授業中も一生懸命、でも生徒が伸びない…NG教師については、また別の機会にお話ししたいと思います。)

教科学力の習得過程にはいくつものルートがあると考えていますが、私は

「知識の習得」+「独習」+「α」

を基本ルートとしてとらえています。この「α」を担うもの、「独習」の効果をより高める「触媒」のようなものが「学びあい」であると考えています。
この「学びあい」の場が授業にあることによって、限られた時間の中でも効果的に学力を向上させていくことができるのです。

次回はこのことをもう少し詳しく紹介していこうと思います。