9月30日で緊急事態宣言が解除されるようです。
 本校では繰り下げ登校、短縮授業を実施していましたが、ようやく普段の時間割で授業ができることになりそうです。
 昨年度もそうでしたが、高等学校で変則授業の影響を最も強く受けてしまうのが受験学年です。もちろん1・2年生にとっても行事がつぶれてしまうなどの影響は小さくはないですが、人生の一大事である受験を控えて生徒にとっては、授業や放課後講座の実施が変則的になることによる学力不安とともに、先行きの不透明さに対する不安感が大きくのしかかっています。この不安感は自分だけではなく全国の、あるいは世界中にいる、同じような境遇の仲間たちが等しく持っているであろうことは本校の生徒も理解はしていますが、理解と感覚は違うものです。

 高校生は、あるいは小学生や中学生は、みんなきちんと感染防止対策をし、窮屈だけれどもルールを守って学校生活を送っています。教師の目から見ても痛々しいほど頑張っています。
 再び感染が拡大しないことを祈るばかりです。

 もう1年以上、全国の先生方と講演でお会いすることができておりません。
 来年度から始まる「論理国語」についても先生方と意見交換がしたいと思っています。
 その日がいつ来てもいいように、準備だけは進めておこうと思います。