「第2回」 4月26日 3・4時間目
教材:『思考ルート』『OS1』
(1)授業の流れ
① 「マイコン」
今年度の授業は「My concerns ~私の関心事 ~」、通称「マイコン」からスタートします。
〇「マイコン」とは。
生徒たち全員が1週間にひとつ、自分の気になることをとりあげ、それを1分間程度
で発表できるようにまとめてきます。ニュースキャスターが1つの記事を読み上げる、
あのイメージです。
関心事は時事ネタでもよいし、今までの生活の中で気になっていることでも構いませ
ん。発表する生徒は、その場の抽選で決定します。
一方で、生徒たちは4名で1グループを作っています。グループ内の1名が発表者に
なると、自動的に他の3名は「コメンテーター」となります。
発表者が取り上げた「マイコン」について、その場で即座にコメントしなければなりませ
ん。どんな話題が取り上げられるかは発表されるまで全く分からないのです。
発表者はあらかじめ原稿を準備することができるので、その意味においては緊張しま
せん。
それに対しコメンテーターは臨機応変に、そしてできれば「ウマい」コメントをしなければ
ならないので、実に大変です。日ごろから興味関心の幅を広げ、時事問題は毎日チェッ
クしておくといった姿勢が必要になってきます。
かなりハイレベルな取り組みですが、開智が目指す人材の育成のためには、もってこ
いの仕掛けだと考えています。
今回の発表生徒が取り上げたテーマは「東京五輪のロゴが決定した」というものでし
た。
発表者の解説もとても分かりやすいものでしたが、それ以上に各コメンテーターの
コメントが素晴らしく、生徒の能力の高さに、改めて驚かされました。
3人がコメントするのですが、前の生徒のコメントとかぶらないように工夫していたり、
違った視点からのコメントしたりと、とても多彩なものとなりました。
ただ、意地悪な見方をすれば、今回のテーマはニュースなどでも大きく取り上げられ
ており、多くの情報をコメンテーターがあらかじめ持っていたともいえます。
これから先、自分が全く知らないことや、「聞いたことはあるけど…」といった程度の
ことがテーマとして取り上げられたときこそ、真価が問われるのだと考えています。
② 授業本体に入ります。
今回の授業は、「言語」「認識」「コミュニケーション」の相互関係を考えることから
スタートしました。
「認識」を定義してみること、「コミュニケーション」の様相を場合分けしてみること
などを、教室の窓から見える景色や、目の前にある様々な「事物」を通して話し合って
いきます。
まとめには『思考ルート』を使いました。あっという間の50分です。
③ 論理エンジン レベル1~3のおさらい
先週学習した「述語ー主語」の関係、あるいは要点と飾りの違いなどをざっとおさら
いします。
④ 論理エンジン レベル4
レベル4は「文の要点」がテーマです。個人個人で取り組んだ後、グループになり、
それぞれの思考ルートを相互に発表、検証し、それを黒板で発表します。
各般の発表を全員で検証しながら、「述語の認定」については、複数の視点が必要
であることに気づいたところで、今回の授業は終了となりました。
(3)まとめ
現代文の学習は、思考力だけでなく、学習姿勢そのものに直結していることに、生徒も
教師も気づくことができれば、より楽しく、有意義に学習を進めることができるのでは
ないでしょうか。
教材:『思考ルート』『OS1』
(1)授業の流れ
① 「マイコン」
今年度の授業は「My concerns ~私の関心事 ~」、通称「マイコン」からスタートします。
〇「マイコン」とは。
生徒たち全員が1週間にひとつ、自分の気になることをとりあげ、それを1分間程度
で発表できるようにまとめてきます。ニュースキャスターが1つの記事を読み上げる、
あのイメージです。
関心事は時事ネタでもよいし、今までの生活の中で気になっていることでも構いませ
ん。発表する生徒は、その場の抽選で決定します。
一方で、生徒たちは4名で1グループを作っています。グループ内の1名が発表者に
なると、自動的に他の3名は「コメンテーター」となります。
発表者が取り上げた「マイコン」について、その場で即座にコメントしなければなりませ
ん。どんな話題が取り上げられるかは発表されるまで全く分からないのです。
発表者はあらかじめ原稿を準備することができるので、その意味においては緊張しま
せん。
それに対しコメンテーターは臨機応変に、そしてできれば「ウマい」コメントをしなければ
ならないので、実に大変です。日ごろから興味関心の幅を広げ、時事問題は毎日チェッ
クしておくといった姿勢が必要になってきます。
かなりハイレベルな取り組みですが、開智が目指す人材の育成のためには、もってこ
いの仕掛けだと考えています。
今回の発表生徒が取り上げたテーマは「東京五輪のロゴが決定した」というものでし
た。
発表者の解説もとても分かりやすいものでしたが、それ以上に各コメンテーターの
コメントが素晴らしく、生徒の能力の高さに、改めて驚かされました。
3人がコメントするのですが、前の生徒のコメントとかぶらないように工夫していたり、
違った視点からのコメントしたりと、とても多彩なものとなりました。
ただ、意地悪な見方をすれば、今回のテーマはニュースなどでも大きく取り上げられ
ており、多くの情報をコメンテーターがあらかじめ持っていたともいえます。
これから先、自分が全く知らないことや、「聞いたことはあるけど…」といった程度の
ことがテーマとして取り上げられたときこそ、真価が問われるのだと考えています。
② 授業本体に入ります。
今回の授業は、「言語」「認識」「コミュニケーション」の相互関係を考えることから
スタートしました。
「認識」を定義してみること、「コミュニケーション」の様相を場合分けしてみること
などを、教室の窓から見える景色や、目の前にある様々な「事物」を通して話し合って
いきます。
まとめには『思考ルート』を使いました。あっという間の50分です。
③ 論理エンジン レベル1~3のおさらい
先週学習した「述語ー主語」の関係、あるいは要点と飾りの違いなどをざっとおさら
いします。
④ 論理エンジン レベル4
レベル4は「文の要点」がテーマです。個人個人で取り組んだ後、グループになり、
それぞれの思考ルートを相互に発表、検証し、それを黒板で発表します。
各般の発表を全員で検証しながら、「述語の認定」については、複数の視点が必要
であることに気づいたところで、今回の授業は終了となりました。
(3)まとめ
現代文の学習は、思考力だけでなく、学習姿勢そのものに直結していることに、生徒も
教師も気づくことができれば、より楽しく、有意義に学習を進めることができるのでは
ないでしょうか。