7月26日(日)に今年度第1回目の「授業力向上セミナー」を行いました。

 今回の会場は大阪。一日集中セミナーです。

 前日の25日(土)は本校の夏期学校説明会だったため、16時過ぎまで入学希望の中学生のケアにあたり、その後で大阪に入りました。
 この日は天神祭の最終日ということで盛大な花火大会が行われていたそうですが、残念ながら私が大阪に着いた頃にはすっかり花火も終わっていました。

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 さて、今回のセミナーについてです。

 取り上げる教材は「OS1」「OS2」。
 午前の部は、「OS1」を使っての「導入指導」の再現授業から入りました。

 私が開智高校で行っている授業の再現ですので、いつものように号令からスタートします。


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 『論理エンジン』の指導においては、この「導入」指導がとても重要です。
 《学習の目的》、《身につけたい力》などを具体的に生徒にイメージさせながら、生徒一人ひとりがワクワクしながら取り組めるような仕掛けをたくさん準備しておく必要があります。
 教材について上っ面な説明をしているようでは、生徒が意欲的になることはありえません。
そのためにも、指導する教師自身が『論理エンジン』のメソッドを確実に理解し、心からその有効性を語ることができなければなりません。

 しばしば「『論理エンジン』の指導が思うように進まない」という悩みをお持ちの先生から相談を受けます。学校あるいは教室の状況をうかがうと、いろいろな課題が確かにあるのですが、なかでも多くの先生方に共通するのが「その先生自身の、『論理エンジン』に対する理解が不十分である」という点です。

 『論理エンジン』に限らず、教師が十分に理解していない事柄を生徒に指導していくことは不可能です。それこそ「上っ面な」「それっぽい」指導になってしまうでしょう。そしてそのことをいち早く見抜くのは、他ならぬ生徒達だと、私は考えます。

 今回の再現授業では「プロローグ」を取り上げるとともに、指導上ポイントとなるレベルおよびステップを具体的に取り上げ、本校での生徒の解答例などもお示ししながら、50分2コマの授業をさせていただきました。

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 午前の再現授業を受けて、午後は「学びあい」からスタートします。(次回へ)