今回の研修会は関東地方の私立学校の先生方を中心にお集まりいただくとの
話を聞いていましたが、実際には公立の中学校・高校の先生方も多く参加され、
大盛況の研修会となりました。
今回も第1部では出口先生がお話をされます。
これからのグローバル時代を見据え、論理エンジンが教育現場で果たしうる役割について
具体的な話が展開されました。
第2部は私が担当します。
内容は参加される先生方に合わせて少しずつ変化させますが、講演の大枠は変えません。
『論理エンジン』を導入するにあたって十分に検討すべき点や、導入後の留意点などをお話しするとともに、私の実践例をお話しすることにしています。
今回は、話の中盤で先生方にも『論理エンジン』に取り組んでいただき、周囲の先生方と感想を述べ合っていただく時間を設けました。
また、今回は最後に少し時間を残し、「小説教材の指導法」についてやや詳しくお話しさせていただきました。
『論理エンジン』に関心をお持ちの先生方であっても、「説明的文章の指導に『論理エンジン』が効果的であることは容易に想像できるが、小説教材の指導についてはイメージできない」とお考えになっている方が、少なくありません。
このことは『論理エンジン』に対する関心の有無にかかわらず、国語科教師の多くが「小説教材の論理的な指導」について懐疑的あるいは手探り状態であることと無関係ではないと私は考えています。
こうした背景の中にあって、『論理エンジン』に関心を持った教師が、より強く「小説教材の論理的な指導」について問題意識を持っているということにすぎないと考えているのです。
そこで今回の研修では、『思考ルート』を使って私が行っている指導方法(お作法)について紹介させていただきました。
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研修にご参加いただいた先生方、ありがとうございました。
やや過激な話もあったかと思いますが、ご容赦ください。
また、今回の研修では、閉会後に残って質問してくださった先生方がとても多く、先生方の熱意を感じさせていただくことができました。ありがとうございました。
これからも多くの先生方のお役にたてればと思っておりますので、質問があれば遠慮なくお寄せください。
1学期も残すところあと1カ月です。暑さに負けず頑張っていきましょう!