夏期講習会第1期が終了しました。
開智高校の夏期講習会は第1期~第6期まであり、各期は5日間で構成されています。
原則として1・2年生は第1期と第6期に講座が開かれ、3年生はすべての期間に
講座が設定されています。
今年度の第1期は、3年生理系の「センター現代文」講座を担当しました。
特に「小説の得点力アップ」を主眼とした設定です。
国立大学を目指す理系の生徒にとって、国語は「差をつける科目」の一つですが、
一方で、苦手意識を持ってしまっている生徒が多いのも実情です。
また「理系生」であるにもかかわらず、特に小説読解については「感覚的読解」をしてしまう
生徒がまだ何人か残っています。
そこで、今回の講座には、現代文読解にまだ自信が持てない生徒を集め、『論理エンジン』と
『思考ルート』の復習と確認から授業をスタートしました。
ひと通りの復習のあとは、センター試験の過去問題を使っての実戦演習です。
入試では「正しく、論理的に読解できること」はもちろん必要ですが、それと同時に「出題者の要求に正確に回答すること」も重要です。
なぜなら、文章を論理的に理解できても、その文章を仲立ちとして、出題者と正しくコミュニケーションできなければ「得点する」ことができないからです。
学力試験では、点数にならない学力は評価されません。
そのため、この「出題者とのコミュニケーション力」を伸ばすために、講習会といえども、
私の授業では「学びあい」を取り入れています。
「学びあい」を通して、1つの設問に対して、多くの「思考ルート」を獲得していくのです。
「学びあい」では、各設問に対して、それぞれの生徒が「自分がそう考えた道筋」を相互に発表しあい、その議論の中から、グループで「正解」を確定していきます。
そして、その結果を各グループが「授業形式」で発表していきます。
その「授業」の合間には、私から容赦ない指摘が飛びますが、議論がしっかりしているグループは、難なくクリアしていきます。
この学習を通して、自分一人の学習では決して知り得ることができない「他人の頭の中」を相互に覗き見ることができ、それが新しい「思考水路」となって獲得されていくのです。
現代文の受験学力は、やみくもに問題集をこなしても上がっていくことはありません。
「独習→学びあい」が、やはり効果的なのです。
******************************************************************************
うちのツバメのヒナたちが、随分と大きくなりました。
親鳥は、自分が食べることをしないで、一生懸命にヒナに餌を運んでいるのでしょうか、
ヒナのほうが親鳥よりも大きくなっているようにも見えます。
巣の中に収まっているのが奇跡のような状態です!
明日からはS類1・2年生の「夏期独習合宿」が始まります。
もちろん私も行ってきます。
ツバメのヒナたちは、合宿中にも巣立ってしまうかもしれませんね。
独習合宿の様子は、またご紹介させていただきます。
開智高校の夏期講習会は第1期~第6期まであり、各期は5日間で構成されています。
原則として1・2年生は第1期と第6期に講座が開かれ、3年生はすべての期間に
講座が設定されています。
今年度の第1期は、3年生理系の「センター現代文」講座を担当しました。
特に「小説の得点力アップ」を主眼とした設定です。
国立大学を目指す理系の生徒にとって、国語は「差をつける科目」の一つですが、
一方で、苦手意識を持ってしまっている生徒が多いのも実情です。
また「理系生」であるにもかかわらず、特に小説読解については「感覚的読解」をしてしまう
生徒がまだ何人か残っています。
そこで、今回の講座には、現代文読解にまだ自信が持てない生徒を集め、『論理エンジン』と
『思考ルート』の復習と確認から授業をスタートしました。
ひと通りの復習のあとは、センター試験の過去問題を使っての実戦演習です。
入試では「正しく、論理的に読解できること」はもちろん必要ですが、それと同時に「出題者の要求に正確に回答すること」も重要です。
なぜなら、文章を論理的に理解できても、その文章を仲立ちとして、出題者と正しくコミュニケーションできなければ「得点する」ことができないからです。
学力試験では、点数にならない学力は評価されません。
そのため、この「出題者とのコミュニケーション力」を伸ばすために、講習会といえども、
私の授業では「学びあい」を取り入れています。
「学びあい」を通して、1つの設問に対して、多くの「思考ルート」を獲得していくのです。
「学びあい」では、各設問に対して、それぞれの生徒が「自分がそう考えた道筋」を相互に発表しあい、その議論の中から、グループで「正解」を確定していきます。
そして、その結果を各グループが「授業形式」で発表していきます。
その「授業」の合間には、私から容赦ない指摘が飛びますが、議論がしっかりしているグループは、難なくクリアしていきます。
この学習を通して、自分一人の学習では決して知り得ることができない「他人の頭の中」を相互に覗き見ることができ、それが新しい「思考水路」となって獲得されていくのです。
現代文の受験学力は、やみくもに問題集をこなしても上がっていくことはありません。
「独習→学びあい」が、やはり効果的なのです。
******************************************************************************
うちのツバメのヒナたちが、随分と大きくなりました。
親鳥は、自分が食べることをしないで、一生懸命にヒナに餌を運んでいるのでしょうか、
ヒナのほうが親鳥よりも大きくなっているようにも見えます。
巣の中に収まっているのが奇跡のような状態です!
明日からはS類1・2年生の「夏期独習合宿」が始まります。
もちろん私も行ってきます。
ツバメのヒナたちは、合宿中にも巣立ってしまうかもしれませんね。
独習合宿の様子は、またご紹介させていただきます。