2013年01月

センター試験

朝の冷え込みは時期相応でしたが、風もなく快晴。
午前8時には日も高くなり、ずいぶんと暖かい、センター試験の初日です。

開門の30分前には、S類生が集まり始めました。

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今年の試験会場は、昨年と同様の東京国際大学。川越市にある大学です。
さいたま市岩槻区にある本校に通う生徒の居住地域からすると、やや遠方の会場という印象になります。

到着したS類生には全員に、お守り代わりのキットカット×2を手渡し、ひと声かけていきます。
緊張しながらやってきた生徒も、見慣れた顔を見つけると、それだけで少しほっとしてくれるようです。
今日の試験は地歴公民からということもあり、開門を待つ間にも知識のチェックに余念がない生徒もいます。

定刻午前8時に開門です。受験票を確認しながら、みんな元気に会場へと入っていきました。

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今日からの2か月間、生徒たちはいくつもの大学を受験することになります。
学力をつけること以上に、焦りや不安とどう向き合っていくのかが大切になる時期です。

S類生のみなさん、S類で過ごした3年間を胸に、S類マインドをもって悔いのないチャレンジをしてきてください。


3学期が始まりました。

ずいぶんと久しぶりの更新になります。

3学期最初の現代文授業は、カレンダーの関係で15日となりました。
2学期最後の授業には、神奈川県からS学園の先生方が授業見学にいらっしゃり、
3学期最初の授業には、愛知県からN中学・高等学校の先生が授業見学にいらっしゃいました。

関東では14日昼前から大雪となり、15日もまだ交通機関や道路状況に雪の影響が残っていましたので、生徒たちが無事に登校できるか心配だったのですが、多少の遅れはあったものの、事故なくいつもの顔ぶれが教室にそろいました。
数年ぶりの大雪で、あわただしい中での授業スタートとなりましたが、生徒たちの元気な様子を見てひと安心です。

今学期の授業は『論理エンジン』レベル16からスタートです。
年間計画に照らすとやや遅れ気味ですが、教材を消化するだけの授業になっては全く無意味ですし、「自分の頭を使うことの楽しさ」を生徒たちが実感することはできません。いつも通りのステップで授業をスタートさせました。

レベル16では「具体と抽象」を扱います。論理構造でいうと「イコールの関係」です。
最初に個人で課題に取り組み、そのあとで学びあいに移行します。

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いつものことですが、学びあいでは各ステップについての「答え合わせ」をすることがテーマとはなりません。各自の思考ルートを発表しあい、それを共有しながら、論理的な思考ルートをつくりあげていくことがテーマとなります。
3学期にもなると、論理的な思考ルートとは何かといったことや、どのように相談していくとよいのか、などといったアドバイスを私が与えなくても、生徒たちは勝手に話し合いを進めていきます。

『論理エンジン』の教材自体はとても易しい内容ですが、その教材について話し合っている彼らが用いている言葉は極めて論理的であり、話し合いのレベルや雰囲気は大学生のゼミをも超えているように感じられます。

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グループでの議論が収束したところで、その内容を発表していきます。
発表のお作法(結論→理由説明→論拠の提示)もしっかり身についてきました。

発表後は、その内容を整理し、クラス全体で検証していきます。

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今回の授業では、レベル17まですすみ、「一般化」について整理をし、まとめとしました。
冬休みを挟んだことで、生徒たちの「積極的に頭を使おうとする気持ち」に揺らぎが出てしまっているのではないかと気になっていましたが、全くの杞憂でした。

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大雪の中、名古屋からお越しいただきましたO先生、ありがとうございました。次は先生の授業をぜひ拝見させてください。


明日からセンター試験が始まります。明日の朝は試験会場で3年生を迎えます。

S類のみんな。あしたは晴れやかな気持ちで、会場にいらっしゃい!
プロフィール

2000年度より開智学園の教育理念を具現化するための新教育システムの構築に取り組み、2005年度に「S類」をスタートさせる。独自に開発した【S類メソッド】の柱の一つに『論理エンジン』を位置づけ、3つの力(論理的思考力、判断力、表現力)の総合体としての「智力」の育成に大きな成果を上げている。また、独自の理論に基づく「ソーシャル・スキルの育成」も人間力の向上に大きな効果をもたらしている。 趣味はギター。

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