大阪府にある、120年以上の伝統をお持ちのM中学・高等学校です。
今年度から『論理エンジン』に加え、『思考ルート』を導入されるということで、指導計画をどう組み立てていくかといった実務的なテーマから、「どのような人間を国語科として育てていくか」といった本質的なテーマまで、多岐にわたって意見交換をさせていただきました。
M中学・高等学校では、この日の午前中に、今年度第1回目の保護者会が開催されたということで、非常にお忙しい中にもかかわらず、多くの国語科の先生が参加されました。
開始後まもなく校長先生もご参加され、非常に中身の濃い勉強会となりました。
M中学・高等学校や本校に限らず、『論理エンジン』を導入している学校に共通する悩みは、
「『論理エンジン』の教育効果を、どのように生徒たちにもたらしていくか」
という点にあります。
「『論理エンジン』の指導と教科書の指導とをどのようにマッチングさせていくか」
という悩みと置き換えることもできます。
それを解決するために、『思考ルート』を開発したわけですが、実際に運用していくのがこれからなので、解決すべき課題も山積みです。
しかし、今回の勉強会を通して一定の方向性を先生方と共有することができ、指導のイメージも具体化することができました。
これからもきめ細かく情報を交換し合いながら、生徒を伸ばすためのより良い指導方法を研究していきたいと考えています。
今回のような勉強会のネットワークがもっともっと広がっていけば、今までにはなかったような
「新しい国語教育の姿」が見えてくるのではないか、そんな予感がする勉強会でした。
M中学・高等学校の校長先生、K先生、そして多くの先生方、大変にお世話になりました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。