夏期校内教員研修(第2日目)②

2日目の午後は開智未来中学高等学校の関根校長による
「教えのサプリ」講座です。

「よく教える者は、よく学ぶ者である」との理念のもと、
学園の教師約250人が15歳になったつもりで授業を受けました。

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「自分の授業の「よいところ」を3つ挙げてみましょう」
「自分の「授業に対する信念」を具体化してみましょう」

これらの問いかけに、多くの教師が一瞬戸惑います。

自分の授業の良いところが3つ挙げられない。
自分の信念を言葉にすることができない。

関根校長から容赦のない指摘が飛びます。
「みなさんは自分の授業の良いところをわかっていないのですか?」
「信念のないままに、生徒に向かっているのですか?」
「信念がなくて、よく教壇に立っていられますね!」

一つ一つの言葉がとても勉強になります。

教員研修の難しさは、「教師は学ぶ姿勢をとりにくい」ことにあります。
学ぶことの大切さはよくわかっていますが、日常的に
「教える側」になっている者にとって、「教わる側」に心から身を置くことは、
なかなか難しいことのようです。

私も毎月1回、高等部の教員対象の教員研修を行っていますが、
このことは強く感じてしまいます。

今回の研修でも冒頭で、教師に「聞く姿勢」を取らせるために
いろいろな取り組みがありました。
また、研修にも多くの「学びあい」の場面が取り入れられました。

授業後の先生方の表情を見ると、一様に爽やかで、達成感のある
顔をしていました。
関根校長の狙いは十分達成されたようです。

夏期校内教員研修(第2日目)①

夏期校内教員研修の2日目が終了しました。

本日は開智未来中学高等学校(埼玉県加須市)が会場です。
開智未来中学高等学校は、本年4月に開校したばかりの、
開智学園の中では最も新しい学校ですが、
未来という言葉が表わすように、次代を担う子供たちに最先端の
教育メソッドを取り入れ、指導しています。

未来メソッドは受け売りではなく、校長(関根均先生)が開発した
「学びのサプリ」を基盤に成り立っています。
また、『論理エンジン』も中学校・高校の両方で導入しています。
中学校では『システム中学国語』も併せて取り入れています。

いよいよ、学園の専任教員、約250名が一堂に会する、
年間2回行われる、大規模な研修がスタートしました。


本日の研修は、午前中に研究授業参観、午後は校長による「教えのサプリ」
および、教科別研究協議といった内容です。

国語科の研究授業では、中学校・高等学校ともに『論理エンジン』をベースとした
授業が行われました。

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未来中学高等学校の国語の授業は、上の写真にもあるように、基本として
「生徒が」授業を進めていきます。
また、複数クラスを合併して行ったり、学びあいが効果的に進むように、
通常教室ではなく、小ホールタイプの教室で日常的に授業が行われます。

教科書を単元進行で教えていったり、『論理エンジン』をドリルのように
教えていくといったことは全くありません。

これは私が勤務する開智高校(高等部)でも同様ですが、『論理エンジン』
によって「日常生活に困らない程度の日本語力」からの「意図的な脱却」を
徹底的に指導しながら、論理的思考力・判断力・表現力を、いろいろな
角度から育成できるような「自校開発プログラム(教材)」に沿って、指導
しています。

私は中学生に対する指導経験が乏しいので、特に中学部の授業は発見が
多く、とても勉強になりました。
中学生は、高校生に比べて論理のとらえ方に緩い面がみられたり、
日常言語による文意把握に流れてしまうような面は、当然あるのですが、
一方で、のびやかな思考ができるので、学びあいも活発で、
教師が気付かないような発見をする生徒がいたり、大人とは違った切り口から
発表をしていく生徒がいたりと、実に多彩です。

中学生の持つ可能性の豊かさに感動するとともに、それを着実にサポートし、
伸ばしてこられたH教諭の指導力の素晴らしさにも感動した授業でした。
プロフィール

2000年度より開智学園の教育理念を具現化するための新教育システムの構築に取り組み、2005年度に「S類」をスタートさせる。独自に開発した【S類メソッド】の柱の一つに『論理エンジン』を位置づけ、3つの力(論理的思考力、判断力、表現力)の総合体としての「智力」の育成に大きな成果を上げている。また、独自の理論に基づく「ソーシャル・スキルの育成」も人間力の向上に大きな効果をもたらしている。 趣味はギター。

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