夏期学校説明会が終わりました

今年度の夏期学校説明会が終了しました。

7月に3回実施した説明会も8月は本日1日だけです。

そのせいか、来校者も多く、
午前の部では約900名、午後の部でも約200名の
中学生ならびに保護者の方々がいらっしゃいました。
ご来校いただきました皆様、誠にありがとうございました。

午前の部では予定していた会場(約400名収容のホール)では
全く収容しきれず、急きょ会場を2つ追加しての3会場実施となりました。

嬉しい悲鳴です。


この学校説明会では本校の教育方針や教育の特色などをご説明するのですが、
あわせて『論理エンジン講座』を実施しています。

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本校の生徒の中にも多いのですが、本校の受験を希望する中学生の中にも
「国語だけはどうも勉強の仕方がわからない」という悩みを抱えている人が、
たくさんいます。国語の成績がどうしても乱高下してしまうんですね。

そういった悩みを少しでも解決し、本校に入学するかどうかは別として
一人でも多くの中学生に「論理的な思考ルート」を身につけてもらいたい
との思いから、実施しています。本年度で5年目を迎える企画ですが、
おかげさまで好評をいただき、リピーターも多く、充実した時間を
共有させていただいています。

基本的には高校受験に向けた中学生用の講座なのですが、一緒にお聞き
いただいている保護者の方々からも、
「自分のためになった」とのご感想も
多くいただき、喜びも倍増といったところです。

次回の説明会は9月下旬から始まる秋期説明会です。
ここでも論理エンジン講座は引き続き行います。
この講座を通して『論理エンジン』ファンが
もっともっと増えてくれるように頑張ります!

「学びあい」その4

今回は「学びあい」がもつ、もう一つの意義、
「ソーシャル・スキルの育成」です。

中学生・高校生が一日の活動時間のうちの大半を過ごす学校は、塾や予備校とは異なり、教科学習だけを行う場ではありません。
学校生活は授業を中心とした「正課活動」と、部活動や委員会活動などの「課外活動」あるいは「行事」などから成り立っています。

たとえば部活動。運動部にしても文化部にしても、基本的な技術やルールなどは顧問やコーチ、あるいは先輩などから教えてもらいます。そのあとは一人一人の生徒が練習をし、自分に磨きをかけていきます。その過程で重要なのが同級生や先輩たちとのコミュニケーションです。アドバイスをもらったり、お互いに不十分なところを指摘しあったり、優れたところを盗んだりといった「生徒同士のつながり」を通じて、急速に力を伸ばしていきます。

このような課外活動でのコミュニケーション体験は生徒の「ソーシャル・スキル」を育成します。部活動や委員会活動などの場において「学びあう」ことを通じて生徒たちは「ソーシャル・スキル」を高めているわけです。文化祭や体育祭の運営においてもさまざまな苦労を通して「ソーシャル・スキル」を高めていくわけですね。

この「学びあい」が持つ「ソーシャル・スキル育成力」を課外活動の場だけで生かしているのは非常にもったいないことです。学校生活の大部分を占める授業においても「学びあい」を積極的に取り入れることで、生徒はどんどん伸びていきます。
授業での「学びあい」において、

・人の話に真剣に耳を傾ける

・自分の考えや気持ちを、わかってもらえるように工夫しながら伝えていく

・いろいろな人の考えを聞いたうえで、みんなで相談する

・より良いものを協力して創りあげていく

といった体験を積み、単なる学力に偏ることのない、バランスのとれた人間力を生徒たちは身につけていくことができるのです。


大学が、社会に貢献するための「専門性」を身につける場であるとすれば、高校はその「基礎力」を磨く場です。この「基礎力」には「学力」だけでなく「ソーシャル・スキル」つまり「社会性」も含まれます。

私は個人的には「社会性は高校生までに確立すべき」と考えています。なぜなら今の大学には社会性を育むだけの教育力はないと強く感じているからです。
大卒学生の就職難が社会構造の面からだけクローズアップされますが、原因はそれだけではないと感じています。就職を意識するときになっていろいろ準備を始めても「お里が知れる」状態なのではないかと思うのです。

だからこそ高校は「最後の砦」として次の世代の「ソーシャル・スキル」を育成する責任があると考えているわけです。
社会に出てから「人手」となることなく、求められる「人材」となるために、高度な「専門性」と豊かな「ソーシャル・スキル」それぞれの基礎を、生徒たちにはきちっと伝えていきたいと思っています。

プロフィール

2000年度より開智学園の教育理念を具現化するための新教育システムの構築に取り組み、2005年度に「S類」をスタートさせる。独自に開発した【S類メソッド】の柱の一つに『論理エンジン』を位置づけ、3つの力(論理的思考力、判断力、表現力)の総合体としての「智力」の育成に大きな成果を上げている。また、独自の理論に基づく「ソーシャル・スキルの育成」も人間力の向上に大きな効果をもたらしている。 趣味はギター。

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