「学びあい」その1

今回から「学びあい」についてお話をしていきたいと思います。

私が「学びあい」を授業に多く取り入れるようになったのは今から6年前、S類をスタートさせてからです。
それまでにもディベートなどでは授業中に話し合い場面は多かったのですが、本格的に「学びあい」スタイルの開発に取り組み始めてからは、教科書や論理エンジンの学習のときはもちろん、大学入試問題演習などにも積極的に「学びあい」を取り入れるようになりました。

私は「学びあい」が持っている効果を2つ定義しています。

① 教科学習における、効果的な思考ルートの獲得。

②「ソーシャル・スキル」の向上

です。

今回は一つ目の項目「効果的な思考ルートの獲得」の前編です。


先日実施した「独習合宿」という名称にも反映させていますが、私は勉強とは本来「独りで」するものだと思っています。(その思いは現在も変わっていません!)
しかし、「独習」するだけで効果的に学力が育まれるとも思っていません。また教師が「教え込む」ような授業も生徒を伸ばすとは思えません。(授業準備も一生懸命、授業中も一生懸命、でも生徒が伸びない…NG教師については、また別の機会にお話ししたいと思います。)

教科学力の習得過程にはいくつものルートがあると考えていますが、私は

「知識の習得」+「独習」+「α」

を基本ルートとしてとらえています。この「α」を担うもの、「独習」の効果をより高める「触媒」のようなものが「学びあい」であると考えています。
この「学びあい」の場が授業にあることによって、限られた時間の中でも効果的に学力を向上させていくことができるのです。

次回はこのことをもう少し詳しく紹介していこうと思います。 



夏期講習第4期が終わります。


明日12日(金)で、夏期講習第4期が終了します。
勉強合宿に出発して以来、ほぼ休みなしで走ってきましたが、これでひと息です。

しかし、のんびりできるのは私だけで、3年生の多くは全く休みなしで頑張っています。
7月中旬に始まった夏期講習と摸試で、さすがに疲れもピークに来ているはずですが、
みんな暑さにもめげずに元気に学校で勉強しています。

特に、先週と今週の土日は2週連続の東大摸試があるため、相当なプレッシャーだと
思うのですが、逆にこの講習での成果を試す場として意気込んでいる生徒が多く、
頼もしく感じています。

さて、明日で終了する私の講座ですが、今回は主に東大をはじめとする難関国立大学
対策講座(130分×10日間)で理文それぞれにセットしました。
私の講座の特徴は、それがたとえ東大対策講座であろうと、「学びあい」を必ず取り入れる
という点にあります。

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お互いの答案を確認したり、、思考ルートのすり合わせをするのですが、
グループ思い思いのスタイルでかなり活発に意見交換や検証が行われます。


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             (男子だけじゃありませんよー。わが校は共学です!)

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S類では高校3年生でも積極的に取り入れている「学びあい」は、生徒たちの「論理的思考力」を
飛躍的に向上させます。

この取り組みについて、次回から何回かに分けてご紹介していこうと思っています。
プロフィール

2000年度より開智学園の教育理念を具現化するための新教育システムの構築に取り組み、2005年度に「S類」をスタートさせる。独自に開発した【S類メソッド】の柱の一つに『論理エンジン』を位置づけ、3つの力(論理的思考力、判断力、表現力)の総合体としての「智力」の育成に大きな成果を上げている。また、独自の理論に基づく「ソーシャル・スキルの育成」も人間力の向上に大きな効果をもたらしている。 趣味はギター。

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