夏期校内教員研修(第2日目)③

2日目、関根校長の講座のあとは、教科ごとに分かれての研究協議会です。

午前中に行われた3コマの授業
 ・中学1年生と高校1年生の『論理エンジン』をベースとした現代文の授業
 ・高校1年生で行われた古典の授業
を題材に協議を行いました。

古典の授業では「助動詞の学習」が取り上げられており、協議会では国語教師の
共通の悩み…「古典文法の知識の定着と運用能力の向上をいかに実現するか」
という点について意見交換がなされました。
今回の研究授業では、一般的に知識の習得段階で用いられる小テストや繰り返し
学習ではなく、「ペア・ワークによる暗誦」が取り上げられ、この方法が一定の効果を
もたらすことが確認されました。

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現代文の授業では『論理エンジン』をどのように教材化して使っていくか、あるいは
「学びあい」の効果的な実践のあり方などについて意見交換しました。

今回の中学生の授業では、「おもちゃについての説明文を書こう」という
未来中学独自教材が取り上げられました。
これは、生徒一人ひとりが、同じおもちゃについて
「①幼稚園児に向けて」「②中学生に向けて」「③大人に向けて」
の3パターンの説明文を書き、それを相互に評価し構成しあうことによって
「わかりやすい(=論理的な)文章とはどういうものか」
「相手を意識した(=他者意識を持った)文章にするためには」
といった、現代文学習の重要項目を「学びあい」の中から発見させていこうと
する取り組みです。

協議会では教材開発のポイントや、「学びあい」に取り組ませるうえでの留意点
などが話し合われ、実践可能なプランもいくつも出されました。


…このようにして、教員研修2日目もあっという間に過ぎていきました。
学期が始まるとなかなか落ち着いて「自分の授業を振り返る」ことができない
我々にとって、実りある研修になったと思っています。

わが高等部は、昨日9月2日からフルスケールでの授業が開始されています。
また、来週からは校内にある宿泊学習棟を使った「秋期勉強合宿」がスタートします。
この模様について、次回からレポートしたいと思います。

夏期校内教員研修(第2日目)②

2日目の午後は開智未来中学高等学校の関根校長による
「教えのサプリ」講座です。

「よく教える者は、よく学ぶ者である」との理念のもと、
学園の教師約250人が15歳になったつもりで授業を受けました。

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「自分の授業の「よいところ」を3つ挙げてみましょう」
「自分の「授業に対する信念」を具体化してみましょう」

これらの問いかけに、多くの教師が一瞬戸惑います。

自分の授業の良いところが3つ挙げられない。
自分の信念を言葉にすることができない。

関根校長から容赦のない指摘が飛びます。
「みなさんは自分の授業の良いところをわかっていないのですか?」
「信念のないままに、生徒に向かっているのですか?」
「信念がなくて、よく教壇に立っていられますね!」

一つ一つの言葉がとても勉強になります。

教員研修の難しさは、「教師は学ぶ姿勢をとりにくい」ことにあります。
学ぶことの大切さはよくわかっていますが、日常的に
「教える側」になっている者にとって、「教わる側」に心から身を置くことは、
なかなか難しいことのようです。

私も毎月1回、高等部の教員対象の教員研修を行っていますが、
このことは強く感じてしまいます。

今回の研修でも冒頭で、教師に「聞く姿勢」を取らせるために
いろいろな取り組みがありました。
また、研修にも多くの「学びあい」の場面が取り入れられました。

授業後の先生方の表情を見ると、一様に爽やかで、達成感のある
顔をしていました。
関根校長の狙いは十分達成されたようです。
プロフィール

2000年度より開智学園の教育理念を具現化するための新教育システムの構築に取り組み、2005年度に「S類」をスタートさせる。独自に開発した【S類メソッド】の柱の一つに『論理エンジン』を位置づけ、3つの力(論理的思考力、判断力、表現力)の総合体としての「智力」の育成に大きな成果を上げている。また、独自の理論に基づく「ソーシャル・スキルの育成」も人間力の向上に大きな効果をもたらしている。 趣味はギター。

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